転職活動に必要な自己分析とは!?重要ポイントとやり方を分かりやすく解説!!

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転職活動をする際の求人情報を探す前に
やらなければならない重要なことがあります。
それは、自己分析です。

「自己分析?そんなことする意味あるの?」
と思う人もいるかもしれませんが、自己分析に意味がないなどとんでもないことです。
意味は大アリです。
これをするのとしないのとで、結果が大きく変わってくる、
転職活動における重要な第一歩なのです。
ここでは、効果的な自己分析のやり方や重要なポイントについて、ご説明したいと思います。

はじめに自己分析とは、
そもそも何なのでしょうか?
自己分析とは、
自分が持つ性質やスキル、人柄などを深く掘り下げ、
自分自身について分析し自分を知ることです。

自分のことなど
自分が良く知っていると思うかもしれませんが、実は意外とそうでもありません。
自分のことなのに、自分が一番よくわかっていないということもあるのです。

例えば、過去にあなたが経験してきたことを全て思い出せますか?
自分が持つスキルを全部言えるでしょうか。
過去の成功体験や失敗体験について、人に細かく説明できるでしょうか?

このような自分に関する情報というのは、
意外と意識の奥深くに眠ってしまっているか、すっかり忘れ去られているのが普通です。
この自分に関する情報を思い出すことこそが、就職活動に大いに役立つのです。

自分のことを知らずに、
自分に合う仕事や就職先を見つけられるわけはありません。

面接の場で自分のことをアピールすることも、できないのです。
自己分析は、転職活動の出発点です。

転職で自己分析をするメリット
自己分析とは、
自分のキャリアや心の中を整理する作業です。

企業に自分の価値を知ってもらうには、
まず自分自身が仕事経験や気持ちについて知っておかなくてはなりません。

そういった意味で、自分の内面を見つめる作業である自己分析が、
転職で役に立たないはずがないのです。以下では、自己分析のメリットについて5つご紹介します。

(1)志望動機・自己PRが書きやすくなる
(2)業界・企業が選びやすくなる
(3)自分を雇うメリットが企業に伝わる
(4)仕事のパフォーマンスが上がる
(5)本当の願望、価値観に気付ける順番に解説していきますね。


(1)志望動機・自己PRが書きやすくなる
自己分析をすると、これまでの仕事経験や気持ちが整理できるため、
志望動機や自己PRが書きやすくなります。

仕事で工夫したことや成果、
自分が大切にしている思いなどがわかるので、強みや価値観を把握しやすくなるからです。

特に転職では即戦力の人材が求められるケースが多いため、
「自分に何ができるのか」
「自分の経験やスキルをどう企業に活かせるのか」は大事な視点です。

志望動機も自己PRの答えもすべては自分の中にあるので、
自己分析をすることは実は遠回りに見えて、転職成功への近道であるといえます。

(2)業界・企業が選びやすくなる
未経験分野への転職を考えている人であれば、
自己分析によって選ぶ業界や企業を絞れるでしょう。

自分の特性や能力に合った企業選びができれば、
転職後に起こりやすい企業とのミスマッチも防げます。

たとえば、次の2人はどちらも、IT業界への転職を考えているとしましょう。

Aさん:多少雑でも、速く仕事をこなせるタイプ
Bさん:時間はかかるけれど、一つの仕事を確実に仕上げるのが得意なタイプ

Aさんは、多少雑でも速く仕事をこなせるタイプなので、
変化が激しく、スピードが要求されるIT業界でも活躍できるかもしれません。

一方でBさんは、
一つの仕事を確実に仕上げるのが得意なタイプです。
そのため、丁寧さよりもスピードが重視される業界では苦労する可能性があります。

これはあくまで例ですが、
上記の場合、それでもBさんがIT業界を志望するのであれば、
じっくりと仕事に取り組める会社を探すことになるでしょう。
自分の特性やアピールポイントを理解することで、マッチする業界・企業を探しやすくなります。
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(3)自分を雇うメリットが企業に伝わる
転職では
「私はあなたの企業に貢献できますよ」と、アピールできなければなりません。

自己分析は、そのアピール材料を発掘するための作業です。
職務経験やスキル、強みなどが整理できていれば、
企業に自分を雇うメリットを的確に伝えられるでしょう。

特に未経験の分野に転職するのであれば、
「この人は本当に役に立ってくれるのか」と企業は考えます。
そのため、別分野であっても
活かせる能力・経験を、まずは自分自身で再確認しておく必要があります。

(4)仕事のパフォーマンスが上がる
自分の強みやできることを理解している人といない人では、
仕事のパフォーマンスに差が出ます。

たとえば、100mを9秒台で走れるのに自分がその能力に気付かなければ、
普通のサラリーマンをして一生を終える可能性があります。

しかし、自分が100mを9秒台で走れる能力を自覚していれば、
意識的に練習したり、レースに出たりするので活躍の場は広がるでしょう。
仕事も同じです。

実はコミュニケーション能力に長けているのに、
人に会わない仕事ばかりしているような人も世の中にはいます。

自己分析とは、そういった隠れた強みを見つけ出す作業でもあります。
自分を理解し、意識的に強みやできることを実践すれば、
これまで以上に質の高い仕事ができるようになるでしょう。
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(5)本当の願望、価値観に気付ける
転職における自己分析は、転職を成功させることが目的です。
でも、自己分析のメリットはそれだけではありません。
心の奥底にある本当の願望に気付けること、
それが自己分析の最大のメリットといえるでしょう。

たとえば、自分史を作って、
子ども時代から現在までのエピソードを振り返ったとします。

その中で、いくつかのエピソードに共通して
「困っている人を助けたい」という願い・思いがあったとするならば、
それは自分の価値観や本当の願望である可能性が高いといえます。

それはいわば「この方向に進めばいい」という自分の軸であり、人生の指針です。
本当の願望や価値観の発見は、仕事の枠を超えて、人生全体を豊かにするものだといえます。

自己分析に使う「マインドマップ」とは?
マインドマップは、
自分の頭で思っていることを紙に書き出すことで思考を整理するものです。

大きな紙に書かれた1つのキーワードから
派生したワードを枝のように次々とつなげ、物事の関連性を紙に描き出します。

ビジネスや学習の際にはよく使われており、
世界中の人が活用しているそうです。

思考を可視化できるマインドマップの役割は、
頭の中で思考されているものを整理し、その物事に対する理解を深めることです。

マインドマップは思考が整理されるだけでなく、
物事を深掘りしやすいことから、自己分析にとても向いている方法と言えるでしょう。

転職活動の自己分析でマインドマップを活用すると、
自分が転職に望んでいることを明確にできます。

さらに自分を客観的に捉えることができるので、
「本当に転職するべきか」
「転職に求めていることは何か」など、
一度冷静になって今後のことを考えられますよ。
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転職活動の自己分析でマインドマップを活用するメリット
転職活動の自己分析で
マインドマップを活用するべき理由はいくつかあります。

マインドマップを活用する具体的なメリットを解説いたしますので、
自分自身にマインドマップの作成が必要かどうかを検討してみましょう。

思考を可視化できる マインドマップは、
自分の頭の中にある思考を分かりやすく可視化します。

ワードとワードがつながっていることで
物事や思考の関連性を見つけやすくなり、
さらにそれが1枚の紙に視覚化されているので全体像が掴みやすくなります。

また、マインドマップ
長文の文章を書く必要はなく単語や短文で作られるため、
考える作業がとても楽に感じられるでしょう。

分析結果を見直しやすい 文字が羅列してあるだけの自己分析は、
転職活動中に見直すときに「見づらい」といったケースが多いようです。

その分、単語や短文で構成されるマインドマップは視覚情報が強いので、
あとから分析結果を見直しやすくなります。

なかには、より情報を見やすくするため
マインドマップに色やイラストを取り入れる方もいるのだとか。

さらにマインドマップを作成した後日、
自己分析をより掘り下げる場合は情報を追記することもできます。

情報の付け足しやすいと
転職活動が終わるまで長く分析結果を活用でき
情報のアップデートがしやすくなるのでとても便利ですよ。

誰でも簡単にできる
マインドマップは紙とペンを持っていれば、
誰にでもできる自己分析の方法です。

単語や短文で思考を広げていけば良いので、
テーマさえ決まれば自己分析を行うハードルは低いと言って良いでしょう。

自己分析は難しく考えすぎてつまずいてしまう人も少なくありません。
自己分析を行う場合、まずは書き出すことが大切なので、
自己分析のやり方に悩んでいる方は特にマインドマップが向いているかもしれません。

自己分析、志望動機や自己PRの作成の強い味方!
転職エージェントを活用しよう!!

「自分で行った自己分析に対して客観的な意見が欲しい」
「志望動機や自己PRを第三者に添削して欲しい」などの悩みに答えてくれる強い味方がいます。
それが転職エージェントです。

転職エージェントは利用者は無料で、
企業側がエージェントに紹介料を払う形で成立していて、
利用者からすれば無料で転職サポートサービスが受けられる
「転職の王道」ともいえるサービスです。

一人で転職活動を進めることもできますが、
志望動機でも自己PRでもプロに添削を受けて、
相手に伝わりやすい文章にするひと手間をかけることが近道となります。

文書添削・仲介・紹介業務を無料で受けられる訳ですから使わない手はありません。
ぜひ活用して、自分自身の転職活動に生かしてみてください。

まとめ
転職活動を始めたら、まずやってほしい作業が、この自己分析です。
自己分析がしっかりできていると、
その後の転職活動もスムーズに進みやすくなります。

ミスマッチのない状態で内定を手に入れるためにも、
事前の自己分析をしっかり行い、自信を持って選考に臨みましょう。