ミスを繰り返さない人の特徴6選【身に覚えがないか確認しよう!失敗を繰り返さない方法8選】

「職場でミスや失敗ばかりしてしまって落ち込む」
「ミスや失敗ばかりで辛いからもう行きたくない」
と仕事を辞めたいと悩んでいないでしょうか。

仕事でミスや失敗をするのは単純に向いていないからではありません。
今記事では仕事でミスや失敗ばかりしてしまう方に向けて、
ミス・失敗ばかりする人の特徴やその対処法、立ち直り方など紹介します。
「仕事でミスや失敗ばかりしてしまうのはなぜ?」
「仕事でミスや失敗ばかりしていて嫌になる」という方必見です。

仕事でミスばかりしてしまう人の特徴6選
筆者は人材育成の現場で
ミスばかりしてしまう人を数多く見てきましたが、主に以下のような特徴がありました。

1. 自分の判断で仕事を進めてしまう
2. ネガティブ思考
3. 睡眠不足
4. 人に頼るのが苦手
5. 目の前のことだけに集中してしまう
6. 責任転嫁する傾向がある

まずは自分が該当していないかチェックしてみてください。

1. 自分の判断で仕事を進めてしまう
自分の判断で仕事を進めてしまうタイプの人は、ミスを起こしやすいです。
「確認はしていないけれど、おそらくこれで問題ないだろう」
「この前はこうだったから、今回もこれでいいだろう」
このような感じで仕事を進めてしまってはいないでしょうか。

もちろん、能動的に自分で考えて動くことは大切です。
しかし、自分の憶測だけで仕事を進めると、上司の考えとズレてしまったり、
大きなミスにつながったりしやすいです。

自分の仕事の責任範囲や権限をしっかりと理解し、
「上司や担当者に確認した方が良いかも」
と少しでも感じた部分については必ず確認するようにしましょう。

2. ネガティブ思考
ネガティブ思考の人もミスをしやすいです。
「また同じミスをしてしまったらどうしよう」
「次も失敗したら上司に怒られるかも」

と、昔のミスを引きずりやすい傾向にあります。
失敗することを過度に恐れ、萎縮してしまうと、本来の集中力を発揮できません。
その結果、かえってミスが増えてしまい、さらに失敗を恐れるようになります。
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3. 睡眠不足

睡眠不足の人もミスを起こしやすい傾向があります。
翌日も仕事なのに夜遅くまで起きている人も多いのではないでしょうか。

実は睡眠不足の状態では、
注意力や判断力に関わる脳の前頭葉がダメージを受け、思考力が極端に下がると言われています。

適切な睡眠時間は個人差がありますが、目安はおおよそ6.5~7時間です。

一説によると、6時間未満の睡眠を2週間程度続けた状態は、
お酒に酔っぱらったのと同じくらい判断力が低下するという主張もあります。
寝不足の状態で脳機能が低下し、注意力や判断力が鈍った結果、
普通では起こりえないようなケアレスミスが多くなってしまうのです。
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4. 人に頼るのが苦手
人に頼るのが苦手な方も、ミスをしやすい傾向にあります。
何もかも自分一人で片付けようとすると、キャパオーバー状態になり、ミスが生じやすくなります。

仕事に行き詰った際に、上司や同僚に相談すると、
解決策をもらえることは多いですが、人に頼るのが苦手な方は、
なかなか周りに相談することができません。
そのため、有効な解決策を得られずに、ミスを引き起こしてしまうケースが多いです。

5. 目の前のことだけに集中してしまう
目の前のことだけに集中してしまう人も、ミスをしやすいと言えるでしょう。
もちろん、今取り組んでいる仕事に没頭するのは良いことでもあります。

しかし、目の前のことだけに集中し過ぎると、
視野が狭くなり、周りの情報が頭に入ってこない場合があります。

例えば、業務内容の変更点を伝えられても、
「今の作業とは関係ないから後でまた確認すればいいや」
と聞き逃してしまうようなケースです。

このようなことを繰り返していると、当然ミスが起こりやすくなるでしょう。
常に「この仕事の目的は何か」という一歩先のことを考えておくことが重要です。

6. 責任転嫁する傾向がある
責任転嫁する傾向がある人も要注意です。
「このミスは自分の責任ではない」と考えると、確かにその瞬間は楽な気持ちになるでしょう。

しかし、自分がミスをしたことを受け入れない限り、根本的な解決は望めません。
失敗から学べないので、また同じミスを繰り返す可能性が高いです。

ミスをなくして、仕事ができるようになるおすすめの方法8選
1. 出勤したらまず、自分が1日にこなすべき業務を書出して可視化してみる
仕事ができない人は、スケジュールの管理が苦手な場合が多いです。
そこで、自分がするべきことを可視化して整理することをおすすめします。

具体的には、
出勤後に今日するべき業務内容を書き出してみると良いでしょう。

特に自分が仕事ができないと自覚がある人や、
他の人から指摘されている人の中で、何となく毎日の業務がスムーズに進まないと
感じている人にぴったりの方法です。

専用のノートやメモを作っておくのも良いでしょう。
可視化してするべきことを意識付けることで、業務をスムーズに進めやすくなります。
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2. 可視化した全ての業務リストを重要度の高い順番に並べ替えてみる
次に行うべきことは、優先順位の整理です。
業務リストを優先順位の高い順番に並べ替えてみましょう。

男性には整理整頓やスケジューリングが苦手な人も多いですが、
今日行うべきことを可視化し、目で確認することで、
何から始めれば良いのかを想像しやすくなります。

例えば◎・〇・△などの記号や番号を用いて並べ替えてみると見分けやすいでしょう。
業務の分量だけでなく締め切りなども意識すると、重要度の高い順番を決めやすくなります。

3. 優先順位が決まったら、それぞれ何分くらいかかるか想像しながら時間割を作ってみる
仕事が出来ない人は時間割を作る
業務の優先順位が決まったら、それぞれの業務にどの程度の時間がかかるのかを想像しながら、タ
イムスケジュールを作成します。

それぞれのスケジュールに、どの位の時間を割く予定なのかを横に書いておくと
スケジューリングしやすくなります。

手帳やノートなどのツールをうまく活用しながら
タイムスケジュールを作成するのがおすすめ。
決まったツールに整理するようにすることで、毎日の習慣にもしやすくなります。

4. 困った時に相談しやすいよう、日頃から職場の人と密にコミュニケーションをとる
日頃から職場の人とコミュニケーションをとり、良い関係を築いておくことも大切です。
仕事で何かあった時、自分の工夫次第で改善できるものもありますが、
自分だけではどうにもならない場合も多いです。

日頃良い関係を築いておくことで、困った時に助け合えるようになります。
また、逐一ホウレンソウをしておくことで、
困ったときに内容を説明する手間が少なくなり、スピーディーに解決できることもあります。
職場の人とは日頃から密にコミュニケーションをとっておきましょう。
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5. 少しでも分からないことがあれば、必ず質問して確実に理解した状態で業務に取り掛かる
仕事を始める前に、
わからないことがあると、必ず途中で進行が止めなければなりません。

スムーズに進めていくためには、
必ず事前に理解をしたうえで業務に取り掛かる必要があります。

その過程で、わからないことは必ず質問をして理解をしておきましょう。
見切り発車をして成功する場合もありますが、無駄が多い場合がほとんどです。

たとえ相手が忙しそうであっても疑問点を解消することは業務に必要です。
分からないことはすぐに質問をして、
疑問点をなくしたうえで業務に取り掛かるようにしていきましょう。
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6. 仕事術や生産性向上など、自己啓発系のビジネス書を読んで実行してみる
仕事が出来ない人は自己啓発本を読む
自分が仕事できないと自覚がある場合は、周りの人から指摘されてしまったら、
積極的に学びの機会を持ちましょう。

具体的には、仕事に役立つビジネス書を読んで実行していくことがおすすめです。
特に、仕事術や生産性向上といった内容の書籍が役立つことが多いです。

社内の人からは仕事の具体的な進め方は教えてもらえますが、
ロジカルシンキングやプレゼンテーションなど体系化されたビジネスにおける技術は、
ビジネス書などを読む方が効率的に学べる場合が多いからです。

当然読むだけではなく、実践が必要。
必要なビジネス書を読んだら、すぐに実行するようにしましょう。

7. 仕事ができる先輩や上司を徹底的に真似てみる
仕事はマニュアル通りには進まないことも多いので、
うまいやり方や効率的な方法を人から学ぶことが大切です。

例えば、仕事のできる先輩・上司を見習ってみましょう。
良いと思ったことは徹底的に真似してみるのもおすすめの方法のひとつ。

仕事ができる人と評価されている人は、
無駄なく効率的に業務を行っている場合が多く、見習うべき点が多いからです。

まずは仕事のできる先輩・上司が何をしているのかを観察し、
一定期間徹底的に真似てみることです。
場合によってはサポートに付かせてもらい、徹底的に学ぶのも良いでしょう。

8. 少しずつでも自分で考える癖をつけ、能動的に動けるようになる
どう行動して良いのかわからず仕事に対して受け身になってしまう人は、
人の指示を待つのではなく、
どうすれば良いのか考えてから相手に尋ねるようにすると良いでしょう。

少しずつ自分で考える癖を付けることで、
積極的に動くことが少しずつ習慣になっていきます。

今は受け身で仕事ができないと言われていても、
積極的に動くことが習慣付くと自然に能動的に動けるようになるからです。
ポイントは「少しずつ」。

一気に自分の行動を変えようとしても難しい場合が多いですが、
少しずつなら変えられる場合が多いです。
少しずつの変化を習慣化させ、能動的に動ける自分に変わっていきましょう。

まとめ
仕事でミスや失敗ばかりしてしまう方に向けて、
ミスや失敗ばかりする人の特徴やその対処法など紹介しました。

仕事でミスや失敗してしまう原因は様々で、
新卒〜3年目などの経験の浅い人だけでなく、ベテランでさえ起きてしまうことです。

真面目な人は、
自分をあまりに責めてしまうと鬱になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ミスや失敗したことをきちんと認め、
どうしたら同じことを繰り返さずに済むか考えた後は、過去のことは忘れて前向きに過ごしましょう。

それでも、どうもこの仕事内容があっていないと感じる方もいるかもしれません。
そういった際には、転職を考えてみるのも良いでしょう。